アメリカの国会議事堂は、なぜあのような形をしているのであろうか。まるで、「ギリシャ」か「ローマ」ではないか。
それもそのはず、その建築様式は「新古典主義」として知られるもので、古き良き古代ギリシャ・ローマ時代を懐かしむものであったからだ。
当時のアメリカは「新しい国家」であり、その範を民主主義の入り口たる古代ギリシャ(アテネ)に求めたのである。
その新古典主義という思想が世に出るのは、「ポンペイ」という街が発掘されたことに端を発する。
ポンペイという街は、今から2000年近く前に、火山灰の下に埋れてしまった街である。