2012年7月14日土曜日
未来とは戦わない。アマゾンCEO「ジェフ・ベゾス」
その男は「声がデカく、笑い声はもっとデカかった」。
彼はもともと、2万5000エーカー(東京ドーム20個分以上)という広大なテキサスの牧場育ち。「なんとも豪快で開けっぴろげなアメリカン」なのである。
彼の名は「ジェフ・ベゾス」、かの世界企業「アマゾン」の創業者にして、最高経営責任者(CEO)である。
◎そのシンプルさ
彼にアマゾンという社名の由来を聞けば、こう答える。「アマゾン川が世界最大・世界一であること。読みやすいし書きやすいこと。そして、Aで始まること。あはははは」
とてもシンプルであり、とても力強い。そして、不思議と説得力がある。この社名と同様、その戦略もシンプルだ。
「価格・便利さ・セレクション(品揃え)」、これら3点に尽きる。
ベゾス氏は、「自分は『決して変わらない顧客のニーズ』に焦点を合わせている」と語る。
「今から10年後に、顧客がまだ『低価格』を求めていること、まだ『迅速な配送』を求めていること、まだ『セレクション』を求めていることを、私は事実として分かっている」
2012年6月8日金曜日
世界最大のホーム・ビデオから見えてくるもの
その子は一歳になった頃、「水(water)」のことを「ガガ(gaga)」と呼び始めた。そしてそのガガは、およそ半年をかけて「ウォーター(ワラ)」までたどり着く。
もちろん、その子の覚えた言葉はそれだけではない。生後9ヶ月目頃から言葉らしきモノを発し始めた彼は、およそ2年間で503語をマスターした。
父親のデブ・ロイは、「うちの子、賢いだろ?」と言うのだが、その返答には窮せざるを得ない。というのも、自分の子供の覚えた言葉を、彼ほどマメに記録している親もマレであろうから…。
デブ・ロイのマメさは、度を超している。なぜなら、彼のホーム・ビデオは「世界最大(自称)」である。
彼の家のすべての部屋(赤ちゃんの部屋、キッチン、リビング、玄関…)の天井には、カメラとマイクが設置され、赤ちゃんのみならず、パパ・ママ・ベビーシッター等の言動が24時間体制で、すべて録画・録音されている。
最初の男の子が生まれてから3年間、延べ25万時間もの音声・映像がすべて記録されているのだ。その膨大な容量は、およそ200テラ・バイト。
※テラ・バイト(TB)は、ギガ・バイト(GB)の1,000倍。
2012年6月7日木曜日
YouTubeの描く「思いもよらぬ」未来
「ヨセミテの山熊」と呼ばれる無骨そうな大男は、大自然の大空にかかった壮大な二重の虹に、いたく感銘を受けたようである。
彼はその感動を記録しておきたいと思ったのであろうか、そして、その感動を誰かと分かち合いたいと思ったのであろうか。
その壮麗な虹の動画は、YouTubeにアップされた。
しかし、手振れの激しいその動画は、「Oh, my God. Oh, my God! Wooo! Ohhhhh, wowww!」と意味不明の感嘆が続くだけ。
当然、その動画へのアクセスは「梨のつぶて」であり、アクセス数を示すグラフは地を這うようなゼロ行進が続いていた。もっとも、ヨセミテの山男はそんなアクセス数には無関心であっただろうが…。
ところが、その後、思いもよらぬ展開へ…。
2012年6月6日水曜日
「罰」は社会を変えるのか?
「違反行為を少なくするには、『罰』を与えればいいのか?」
この問いに対して、イスラエルにある10の「保育園」で行われた実験は、皮肉な結果を示している。
実験のターゲットとなったのは、保育園の「お迎えの時間」である。
保育園が終わって、親が子供を迎えに来る時、保育園側が困るのは、親たちが決まった時間に現れないことであった。ひとつの保育園あたり、平均して「週に6~10人」の親たちが、お迎えの時間に「遅刻」していた。
「どうしたら、親たちの遅刻を減らせるのか?」
「そうだ!『罰金』をとろう」
そういうことになって、「10分遅れたら、10シェケル(約200円)の罰金」という『罰』を、遅刻した親たちに課すことになった。
さて、その結果は…?
2012年6月5日火曜日
失敗を恐れさせる「不可能のカベ」
今から100年以上前、「飛行機」は存在していなかった時代に、ケルヴィン卿はこう断言した。
「空気よりも重い飛行機械は、不可能である(1895)」
そして、同時代の空気力学の専門家たちも、こう考えていた。
「1,000万年後だったら、空飛ぶ機械も作れるかもしれない(1903)」
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