「石油を売れる商品にするためには、『石油と水』を分離して混ざらないようにしなければなりません。
水には価値がありませんが、石油は高価です。水の混入を最小限に抑えたものを世界中に送り出すのです」
ここは、アフリカ・ナイジェリア沖合いのギニア湾洋上。この海には巨大な海底石油の掘削施設「FPSO(浮体式・海洋石油ガス・生産貯蔵積出設備)」が浮かぶ。
この「アクポ油田」が海底数千mから掘り出す石油は「コンデンセート」と呼ばれるもので、比重が小さく粘り気の少ない上質なモノである。その上物でも、「石油と水」をキチンと分離しなくては売りモノにならないと、その責任者は言うのである。