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2012年8月4日土曜日

地球を汚す「イエロー・ケーキ(精錬ウラン)」


「イエロー・ケーキ」という極上のケーキは、過去数十年に渡りその生産者たちを大いに潤し続けてきた。

そして、この極上のケーキは今後ともに、その美味しさを維持し続けることだろう。世界中に「原子力発電所」が唸(うな)りを上げ続ける限り…。



関係者たちがイエロー・ケーキと呼ぶのは、粗精錬工場で精錬された「ウラン鉱石」のことである。

原子力発電の原料である「ウラン」は、アジアにおける原子力発電所の建設ラッシュにより、国際価格が上昇している。




1990年代の安い時には、1ポンド10ドル前後で取引されていたウランは、2000年代に入って急騰し、一時136ドルという空前の高値を記録した。

さすがに、その高値は突発的だったものの、現在は50ドル前後で落ち着いている。それでも20年前から比べれば、およそ5倍という高い水準にある。

[世] ウラン価格の推移(年次:1980~2011年)

2012年6月15日金曜日

奇跡のためのクレイジー。進化する次世代原発。


「今必要なのは、『奇跡のエネルギー』を創り出すことです」

Microsoftの「ビル・ゲイツ」氏は、TEDのステージでそう語った。

現在用いられているエネルギーのほぼすべてが「再生不可能」であり、CO2や放射能などの問題も無視できない。だからこそ、「奇跡のエネルギー」が必要なのだという。




彼は続ける。「奇跡は不可能ではありません」。

「マイクロ・プロセッサは『奇跡』です。パソコンも『奇跡』、インターネットも『奇跡』です」

確かに、100年前には現在のITやサービスなどは一切存在しなかったのであり、それを夢想する人物すらいたのかどうか…。それでも、「奇跡」は起きたのだ。



さて、そのゲイツ氏の語る「奇跡のエネルギー」とは何なのか?

それは「原子力」である。早とちるなかれ、彼の言う原発は従来の技術とは一線を画するものであり、「奇跡の原発」なのである。

それが「進行波炉(TWR, Travelling Wave Reactor)」と呼ばれる次世代型の原子炉である。


2012年6月8日金曜日

DNAの修復能力は放射線を凌げるのか?


およそ100年前、ロシアの医学者アニチコフは、「ウサギに卵を食べさせる実験」を行った。

その結果、卵を食べたウサギの「コレステロール値」は急上昇。



なるほど、とアニチコフは頷いた。

「卵を食べると、コレステロール値は上がるのだ」と。

その後、アニチコフの実験結果は世界に知られるところとなり、「卵を食べると、コレステロール値が上がる」という説は、世界に普(あまね)く広まった。



しかしある時、ある人は「その常識」に素朴な疑問を抱いた。

「ウサギって、もともと卵を食べるっけ?」

彼の疑問通り、ウサギはもともと卵を食べる動物ではない。「それならば、もともと卵を食べる動物が卵を食べても、コレステロール値は上がらないのではないか?」