2012年9月10日月曜日
民主主義国の船底にはりついたフジツボ。寛大すぎた国民たち
「フジツボに覆われた船」
民主主義国家を、そう称した人がいる。もちろん、褒め言葉ではない。
「フジツボ」というのは数ミリ~数センチ程度の小さな貝のような生物(分類的には甲殻類)であるが、これらが密集して船底に張り付かれると厄介だ。船の速度は遅くなり、燃費は落ちる。
かつての日露戦争の折に、延々と海上でロシア艦隊を待ち受けていた日本海軍は、その船底にフジツボが付くことを非常に気にしていたという。なぜなら、軍艦らの速度低下は、そのまま戦力の低下に直結していたからである。
今の民主主義国という船は、「その底をフジツボに覆われ、その重みに耐えかねて沈みかけている」と、英国エコノミスト誌は書いている。
彼らがフジツボとたとえるのは、国家の債務(借金)のことである。
2012年7月24日火曜日
大きいことは良いことか? 拡大の末のローマ帝国
アメリカの国会議事堂は、なぜあのような形をしているのであろうか。まるで、「ギリシャ」か「ローマ」ではないか。
それもそのはず、その建築様式は「新古典主義」として知られるもので、古き良き古代ギリシャ・ローマ時代を懐かしむものであったからだ。
当時のアメリカは「新しい国家」であり、その範を民主主義の入り口たる古代ギリシャ(アテネ)に求めたのである。
その新古典主義という思想が世に出るのは、「ポンペイ」という街が発掘されたことに端を発する。
ポンペイという街は、今から2000年近く前に、火山灰の下に埋れてしまった街である。
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