2012年8月4日土曜日

地球を汚す「イエロー・ケーキ(精錬ウラン)」


「イエロー・ケーキ」という極上のケーキは、過去数十年に渡りその生産者たちを大いに潤し続けてきた。

そして、この極上のケーキは今後ともに、その美味しさを維持し続けることだろう。世界中に「原子力発電所」が唸(うな)りを上げ続ける限り…。



関係者たちがイエロー・ケーキと呼ぶのは、粗精錬工場で精錬された「ウラン鉱石」のことである。

原子力発電の原料である「ウラン」は、アジアにおける原子力発電所の建設ラッシュにより、国際価格が上昇している。




1990年代の安い時には、1ポンド10ドル前後で取引されていたウランは、2000年代に入って急騰し、一時136ドルという空前の高値を記録した。

さすがに、その高値は突発的だったものの、現在は50ドル前後で落ち着いている。それでも20年前から比べれば、およそ5倍という高い水準にある。

[世] ウラン価格の推移(年次:1980~2011年)

チベットに想う、国の姿


かつて中国の毛沢東は、こう言った。

「人を支配するには、百人の軍隊よりも『ただ一曲の名曲』があればよい」



そうした戦略のもと、「チベット」の歌曲は徐々に中国化され、今ではその踊り方、歌い方、装いまでがすっかり中国式にすり替わってしまったのだという。最近ではチベット語で歌うことも許されるようになったというが、かつては中国語でしか歌うことができなかったともいう。

現在のチベットは中国の一部とされているが、その抑圧に対するチベットの抗議は後を絶たない。北京オリンピック時の騒動も記憶に新しいが、現在でも抗議の焼身自殺がやむことなく続いている。



何よりチベットの擁する最高指導者「ダライ・ラマ」が、チベットの土地に入れないというのは異常な状態である。

中国とチベット、その関係やいかに?


2012年7月24日火曜日

大きいことは良いことか? 拡大の末のローマ帝国


アメリカの国会議事堂は、なぜあのような形をしているのであろうか。まるで、「ギリシャ」か「ローマ」ではないか。

それもそのはず、その建築様式は「新古典主義」として知られるもので、古き良き古代ギリシャ・ローマ時代を懐かしむものであったからだ。

当時のアメリカは「新しい国家」であり、その範を民主主義の入り口たる古代ギリシャ(アテネ)に求めたのである。




その新古典主義という思想が世に出るのは、「ポンペイ」という街が発掘されたことに端を発する。

ポンペイという街は、今から2000年近く前に、火山灰の下に埋れてしまった街である。


2012年7月22日日曜日

無知のヴェールの中で想う「富の格差」


日本の「お金持ち」は、どれほどお金持ちなのか?

ある統計によれば、日本の富裕層「上位1%」で、日本のすべての富の「20%」を占めるそうだ。



それでは、アメリカは?

アメリカは富裕層上位1%が、アメリカの富の「40%」を占める(日本の2倍の割合)。



昨年(2011)の9月にアメリカで起こった「ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall
street)という運動は、こうした「富の格差」に抗議するものであった。

その参加者たちは自らをこう定義した。「私たちは残りの99%だ(We are the 99%)」。


「遅さ」の美学。テレマーク・スキー


「『速く滑ること』は良いことだけど、『遅く滑ること』ができないとスキーの醍醐味の多くを味わえないんだよ」

アルペンスキーの本場「オーストリア」でスキーを仕込まれた「ドニー」は、スキーの先生にこう教えられてきたのだという。



ある技術を習得すると、決まってこう言われる。

「ドニー、とてもいいよ。じゃあ、もっと遅くやってみようか」

「いつもスピードを優先させてやると、スキーで学ぶべきことを見逃してしまう」というのが、そのオーストリア教師の持論でもあったようだ。